2010_8
- ホーム >
- YAMADAスタジアム
熱射病の症状と応急処置 | 2010.8.17[Tue] |
---|
こんにちは!!私ダックスのジョイスです。毎日、暑い日が続いていますね。全身毛皮を着ている私たちは、とても辛い季節です。
私は、いつも病院にいて通院される皆さんの様子を診なくてはいけないので、お散歩にはいけませんが、お散歩される皆さんには、気を付けて頂きたいのは熱射病です。
人間と同じように私たち動物にも命に係わる程危険な病気です。今回、熱射病について詳しく症状を載せてみたので、読んでみて下さい。
P.S. 病院で逢ったときには、「ジョイス」と気軽に声をかけてくださいね!
【熱射病は5月頃の暑くなり始めた頃から発症する命に関わる救急疾患です】
暑い日の散歩、激しい運動の後,換気の悪い閉め切った部屋での留守番,車の中に待たせていたときetc.に発症します。
このような,運動で体での熱の生産が激しかったり,環境温度が高く熱の放散が制限された状態になると体温は体の正常な機能を出来ないほど上昇してしまいます。
数十分~数時間前まではいつもと変わりのなかったイヌが多量のヨダレを垂らし速く荒い呼吸とともにぐったりして,飼い主の問いかけにも反応が鈍いようでしたら「熱射病」の可能性があります。
熱射病が疑われたらまず,ご家庭に普通にある体温計で直腸温を(おしりから)測ってみてください。もし、40.5℃以上あったら動物病院に連絡を取り指示を受けるのが最良の方法ですが、早急に応急処置として次のような対処をして下さい。
この対処の方法とスピ-ドが命にかかわってきます。
①風通しの良い涼しい場所に移動する
②水が飲めるようなら新鮮な水を自由に飲ませる
③ホ-スで水をかけたり、水を張った浴槽や子供用のプ-ルに入れて体全体を冷やす
(氷水で冷やさないこと,体表面の血管が収縮して逆に体温が冷えにくくなることがあります)
④濡れた体に扇風機を当てる
※このとき出来るだけ何回も体温チェックをして体温が39.8℃以下になったらいったん中止します。
この状態でとにかく、早急に動物病院へ急いでください。